こんにちは、宮脇です。
谷村さんwrote: [knoppix:2400]
> ついでの質問なのですが、RedHatのようにログイン時に言語を切り替えられた
> ら、1つを再構築するればよいのですが、実は何か方法があったりしますでし
> ょうか。
ログイン時ではないですが、ブートオプションにlang=xxというのがあります。あれ
で、多国語対応できます。何が指定できるかは/cdrom/KNOPPIX/cheatcodes.txt
に書いてありますし、[F2]でも参照できます。
制限事項は以下の通りです。
(1)継続的ホームディレクトリは、どれか一つの言語でしか使えない。
(2)デフォルトのタイムゾーンは日本になる。(産総研の日本語版の場合)
ブートオプションに「knoppix lang=xx」と入力するのはうっとうしいので、私は
syslinux.cfgに「ja」「en」というエントリを追加して簡単に切り替えられるように
しています。また、FAT32パーティションからGRUBで起動するときは、ブート
メニューに日本語起動のエントリと、英語起動のエントリを追加しています。
なお、私のサイト「KNOPPIX実験室」にアップしているminiroot.gzでは、上記の
2つの制限は次のようにして対策しています。参考にしてください。
URL:http://www.h2.dion.ne.jp/~miyawaki/knoppix/index.html
1.継続的ホームディレクトリを多国語対応する。(「実験1-1」の記述から抜粋)
・mkpersistenthomeで作成するファイルを以下のように変更した。
(変更前)マウントポイント/knoppix.img
(変更後)マウントポイント/KNOPPIX/$LANGUAGE/knoppix.img
・knoppix-autoconfigで継続的ホームディレクトリファイルknoppix.imgをサーチ
するとき、以下の順でサーチする。
?マウントポイント/KNOPPIX/$LANGUAGE/knoppix.img
?マウントポイント/$LANGUAGE/knoppix.img
?マウントポイント/KNOPPIX/knoppix.img
?マウントポイント/knoppix.img
2.lang=xxの指定値に応じてデフォルトのタイムゾーンを変える。
・knoppix-autoconfigで以下のように設定するよう変更しました。
(「実験1-3」のダウンロードファイルの説明から抜粋)
・lang=ja⇒東京
・lang=us⇒ニューヨーク
・lang=uk⇒ロンドン
・lang=de⇒ベルリン
・lang=fr⇒パリ
・上記以外⇒東京またはニューヨーク
デフォルトですので、起動後に変更できます。変更結果は継続的ホームディレクトリ
に保存されます。
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なお、すでにご存知とは思いますが、キーボードは日本語で起動すると
106キーボード、英語で起動すると101キーボードで起動されるので、
起動後に実際に使用するキーボードに設定変更する必要が出てきます。
(英語で起動しても、日本語キーボードを使用することは出来ます。)
この変更結果も継続的ホームディレクトリに保存されます。
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