後藤@大分産科技センターです.
> 須崎です。
>
> KNOPPIX3.4(knoppix_v3.4_20040517-20040820.iso)を公開しました。
> http://unit.aist.go.jp/it/knoppix
>
> この版はLinuxエミュレータ&仮想計算機対応強化版です。WindowsでのLinux
> エミュレータ coLinux、仮想計算機QEMUが新たに加わりました。
いろいろと面白い環境(仮想計算機)が加わりましたので,
それぞれについてベンチマークを計測してみました.
以下,長文失礼します.
■マシンスペック
・Sony VAIO PCG-TR2/P
・PentiumM 1GHz
・Mem512MB
・WindowsXP Professional
■計測方法
http://www.tux.org/~mayer/linux/bmark.html
からnbenchをダウンロードし,下記の各環境でそれぞれ
メイクして実行ファイルを作成しました.
また,今回は参考情報ということで一度きりの計測です.
数回の平均などはとっていませんので,念のため.
いずれもカーネルは2.4で起動してます.
■比較条件
(1)qemu on Windows
→ CD内のバッチファイルでKnoppixを起動
(2)coLinux on Windows
→ Win上でcoLinuxでKnoppixを起動
(3)UML on CD boot Knoppix
→ (4)でCDから起動した環境において,UMLでKnoppixを起動
(4)CD boot Knoppix
→ 通常のCDからのKnoppix起動です.
■結果
(1)qemu on Windows
INTEGER INDEX : 2.175
FLOATING-POINT INDEX: 0.782
(2)coLinux on Windows
INTEGER INDEX : 18.937
FLOATING-POINT INDEX: 17.477
(3)UML on CD boot Knoppix
INTEGER INDEX : 18.660
FLOATING-POINT INDEX: 17.556
(4)CD boot Knoppix
INTEGER INDEX : 19.444
FLOATING-POINT INDEX: 18.250
※)nbenchでは,NUMERIC SORT,FOURIERなど,詳細なデータも
表示されるのですが,ここでは省略します.
今回の計測では,UMLとcoLinuxではほとんど差がありませんでした.
しかもCDブート環境とも大きくは違わないですね.
#プロセス生成などのベンチマークをとると,差が出てくると思われます.
#カーネル2.6で試すと,またかなり違ってきそうです.
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