柘植です。暇ができるとKNOPPIXと戯れて(もてあそばれて)います。
KNOPPIX 再構成のためのメモ "Build Own KNOPPIX" 0.2版 (2002/11/20)について
、いくつか気づいたことを書いてみます。
まず次の箇所、
| 起動している KNOPPIX から、再構築に必要なファイルをコピーします。
|
| # cp -Rp /KNOPPIX/* /mnt/source/KNOPPIX
| # cp /cdrom/KNOPPIX/boot-ja.img /mnt/master/KNOPPIX/
|
| 起動などで使用する画像ファイルなどもコピーしておきます。これらのファイ
|ルを変更することで、あなたの趣味にあったマスタを再構築できるでしょう。
|
| # cp -Rp /cdrom/KNOPPIX/*.gif /mnt/source/KNOPPIX
| # cp -Rp /cdrom/KNOPPIX/boot.cat /mnt/source/KNOPPIX
boot.catは後でisoイメージを作る際に必要になりますから、boot-ja.imgなんかと
いっしょに/mnt/master/KNOPPIXにコピーしといた方がいいんじゃないでしょうか
。
つまり、
# cp -Rp /KNOPPIX/* /mnt/source/KNOPPIX
# cp /cdrom/KNOPPIX/boot-ja.img /mnt/master/KNOPPIX
# cp /cdrom/KNOPPIX/boot.cat /mnt/master/KNOPPIX
~~~~~~
それから、
| # cp -Rp /cdrom/KNOPPIX/*.gif /mnt/source/KNOPPIX
は
# cp /cdrom/KNOPPIX/*.gif /mnt/master/KNOPPIX
~~~~~~
でしょうか。
次に
| KNOPPIX のソースディレクトリで chroot し、proc fs をマウントします。
|
| # chroot /mnt/source/KNOPPIX/
| # mount -t proc /proc proc
のところは、chrootとmountの間に
# mkdir /proc
が入ると思います。
あと細かいですが、
| apt-cash search [パッケージ名]: パッケージを探す
は、apt-cacheのtipoでしょうか。
~~~~~
また、
| 最終的な ISO イメージを作成する前に、一度、このようなテストを行うと良い
|でしょう(フロッピーからの起動テストでは、/tmp が 755 に設定されているため
|か、KDE が起動できないという報告がありました)。
のところは、「boot-ja.img以外のブートイメージ(boot.img,boot-en.img,
boot-de.img)を使った起動ディスクでは」ということです。各起動イメージの
miniroot.gzをループバックマウントして中のlinuxrcを覗いてみましたら、
boot-ja.imgのlinuxrcには307-308行に
# added
chmod 1777 /var/tmp
とあるのですが、他のものにはありませんでした。
KDEの起動時にエラーメッセージが出て、リターンキーを数回押すとテキストコン
ソール画面に戻りますから、そこで
root@tty1[/]# chmod 777 /var/tmp
root@tty1[/]# /etc/init.d/xsession start
としてやれば、たとえばboot-de.imgを使った起動ディスクでもKDEのデスクトップ
画面を拝む事ができます。
# ドイツ語でログアウトはAbmelden、ではPapierkorbは何でしょう?
さて、話をもどします。
| CD-ROM 起動時に saveconfig でフロッピーディスクに設定を保存したものがあ
|る場合は、/mnt/source/KNOPPIX に knoppix.sh と configs.tbz をコピーしてお
|くと、それらの設定を反映したマスタを作成することができます。
いまここでちょっとひっかかってます。
確かにその通りなのですが、再構成するCDの/KNOPPIXディレクトリにknoppix.sh
と configs.tbzをいれてしまうと、さらに設定を変更してフロッピーに保存したい
と思ってもうまくいきません。
どういうことかというと、knoppix.sh と configs.tbz をコピーしたCDを使い、起
動オプションなしでブートすると、Auto configuring devicesのあたりでcdromの
configs.tbzを展開してるよ、という表示がでるのですが、boot:knoppix
floppyconfigオプションを付けてやると、最初/mnt/floppyのconfigs.tbzを展開し
、それからcdromのconfigs.tbzを展開して上書きしてしまうようなのです。
うまく伝わるでしょうか?
具体的にはこんなことになります。
1.まず再構成したCDでブート。
2.KDEのデスクトップ下方にあるパネル上にGeditのボタンを追加
3.saveconfigでフロッピーに設定を保存し再起動
4.起動時boot:knoppix floppyconfig を指定
5.KDEのパネルには先に追加したGeditのボタンが無い
このへん、cdromにknoppix.sh と configs.tbzがあっても、/mnt/floppyにも同じ
ファイルが存在すればfloppyの方を優先する、というような処理ができないもので
しょうか?
/KNOPPIX/etc/init.d/knoppix-autoconfigの682-714行に関連すると思われる箇所
があるのですが、わたしにはどこをどうすればいいのかわかりません。どなたかお
助けを・・・
あと、"Build Own KNOPPIX"の中でまだよく理解できていないところが2、3箇所
あるのですが、もうちょっと悩んでみることにします。
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柘植 昭秀 (Tsuge Akihide)
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