柘植です。こんにちは。
石岡さんのブートFD作成の手引で今日も遊んでしまいました。
> /dev/null 問題には明確な回答はないのでしょうか?
>
> si-linux も同じような chroot & apt-get で使うのですが、
> そういう問題に当ったことがないので。
理由がわかった、ような気がします。
実はKDEを触るのはKNOPPIXが初めてで、HDパーティションのアイコンを使ってマ
ウント/アンマウントできる、という仕組みを便利だなと思って使っていたので
すが、そんなことができるのはご存知のように、
/etc/fstabに、例えば
/dev/hda12 /mnt/hda12 auto user,exec,noauto 0 0
こんな記述があるからです。
わたしが最初にKDEのKonsole上でKNOPPIXの再構成をやってみたときには、どん
なふうにしてKNOPPIXのsourceがおいてあるディレクトリをマウントしたか覚え
ていないのですが、たぶんデスクトップ上のアイコンを使ったんだと思います。
アイコンを使ってマウントするのは、一般ユーザーknoppixで
knoppix@ttyp1[knoppix]$ mount /mnt/hda12
または、
knoppix@ttyp1[knoppix]$ mount -r /mnt/hda12
とするのと同じです。
knoppix@ttyp1[knoppix]$ mount
として結果を見てみると、それぞれ
/dev/hda12 on /mnt/hda12 type ext3 (rw,nosuid,nodev)
/dev/hda12 on /mnt/hda12 type ext3 (ro,nosuid,nodev)
ということになります。
いっぽう、
knoppix@ttyp1[knoppix]$ sudo -s
root@ttyp1[knoppix]# mount /mnt/hda12
としても結果は同じ。
/dev/hda12 on /mnt/hda12 type ext3 (rw,nosuid,nodev)
となります。
しかし、
root@ttyp1[knoppix]# mount /dev/hda12 /mnt/hda12
ときちんと指定してやると
/dev/hda12 on /mnt/hda12 type ext3 (rw)
となります。
そうして、上記の方法でmountした場合、chrootを実行しても
bash: /dev/null: 許可がありません
というエラーメッセージは出ません。
$ man mount してみると、
nodev
このファイルシステム上にある キャラクタ・スペシャル・デバイスや ブロック
・スペシャル・デバイスを 使用できないようにする。
ということなので、/dev/nullが使えない、ということになっているようです。
ですから、もしchrootで/dev/nullがらみのエラーが出るようなら、
# mount
として確認してみるのが良いと思います。
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Tsuge Akihide
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