宮脇です。
> > > それで、カスタマイズする時に /etc/skel/ の下のものとか、
> > > /etc/init.d/knoppix-autoconfig とかを圧縮ファイルシステムの外に出して
> > > しまおうかと考えているのですが、それについて皆さんがどう考えているかを
> > > 知りたいです。
> > これ、おもしろいアイデアですね。
> > /etc/init.d/knoppix-autoconfig -> /cdrom/KNOPPIX/knoppix-autoconfig
> > とでもリンクを張っておけばいいのかな?
>
> どちらかというと、if -f /cdrom/KNOPPIX/knoppix-autoconfig って感じのを
> 入れようかと思っています。
設定を保存する機能には期待していますのでよろしくお願いいたします。
以下の記述は、圧縮ファイルシステム外にknoppix-autoconfigがあれば、自分で
knoppix-autoconfigを書き換えて実現できそうですが、いい機会だと思ったので、
私の考えを書かせてください。
設定の保存には、2つの側面があると考えます。
(1)使用するマシンに固有の設定
(2)ユーザの好みや用途を反映した設定(マシンに依存しない)
そして、設定を保存する目的にも2通りあると思います。
(a)過去に設定した環境を再現する。(同じマシン・OS・HDDが前提)
(b)設定を持ち出してほかのマシンで同じ環境を再現する。
現在のKNOPPIXのsaveconfigは、(1)と(2)を区別せずに保存するため、
(a)の目的を想定しているものと思います。
しかし、(a)の目的でフロッピーに保存するというのは、あまり適当な選択
ではないような気がします。やはり、HDDに保存したくなるのでは?。
KNOPPIXではNTFSを参照できるので、FD経由で設定を、hda1(NTFSかFAT32)
の特定ディレクトリ保存しておけば、起動時に設定を読み込んでくれるという
機能があると便利だと思います。
ところで(2)と(b)の組み合わせですが、やってみると、意外に重宝します。
そして、ここにこそ、フロッピーに設定を保存する意味があると思います。
数ヶ月前まで、Live Linux2を使っていたころ、実際に、このような設定をFDに
保存して使っていました。参考のために、このときに行っていた方法を下記に
述べさせていただきます。
私のように、普段はWindowsを使っていて、たまに、Linuxで何か実験したい
という使い方をする場合、この設定を保存する機能は重要です。
私の場合、ハードディスクにインストールする手間をかけられないからKNOPPIX
などのCDブートのLinuxを使うのです。
だから、ハードディスクにインストールするより、かなり、手間のかかりそうな
CDのリマスタリングは尻込みしてしまいます。
もし、ハードディスクにインストールできるなら、私はたぶんRed Hat 8.0を
インストールすると思います。
幸い、KNOPPIXはWindowsで焼いたJolietのCDからでもブートできるようです。
[knoppix:0933]
B's Recorder GOLD 3.??だとダメなようですが、Easy CD Creator 5だとできます。
したがって、cloopファイルシステムは変更せず、代わりに設定をCD-Rに保存する
のが便利そうだと考えています。
この場合、FDとCDで設定が競合したときにどうするかが問題になります。
私は、優先順位をFD、CD、HDDの順に設定するのが便利だと考えています。
下記のように、用途ごとにtarファイルを分ける場合、これは以下のよう処理する
ことになると思います。
(1)FD上の各tarファイルを読み込む。
(2)CD上の各tarファイルですでにFDから読み込み済みのものと異なるtar
ファイルを読み込む。
(3)HDD上の各tarファイルですでにFD/CD読み込み済みのものと異なる
ファイル名のものを読み込む。
つまり、同じ設定を2度は読まないことです。同じ名前で空のtarファイルをFD
に置けば、CDに書いた設定を無効にすることもできます。
現在のKNOPPIXではCD、FDの順に両方のknoppix.shを実行してしまうために、
少々使いづらく感じています。
以上、長々と書いてしまいましたが、何かの折に検討していただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。
記
私の場合、このような設定は、用途ごとに別々のtar.gzファイルに分けて保存し、
読み込み時、メタ文字で複数ファイルを選択して読み込んでいました。
用途が変わって、不要になった設定ファイルは、あらかじめファイル名を変えて
選択されないようにします。
例えば、以下のような状態です。(patch*.tar.gzを選択)
patchHttpd.tar.gz:ApacheとPHPの設定
patchTomcat.tar.gz.ign:JavaとTomcatの設定(現在は使用せず)
patchVnc.tar.gz:Vncの設定
設定の保存は、Live Linux(旧版)についていたshell手続きを改造したものを使って
以下のように行っていました。
(i)makepatchlist XXXX
設定ファイルに保存すべきファイルの一覧を作成します。
XXXXは「patch*.tar.gz」の「*」に対応する文字列です。
(ii)vi /tmp/patchXXXX.list
makepatchlistで作成されたファイル一覧を編集します。
(iii)makepatch
ファイル一覧で指定されたファイルを/mnt/floppy/patchXXXX.tar.gzに出力しま
す。
/tmp/patch*.listが複数ある場合は、対応する複数のpatch*tar.gzに出力しま
す。
makepatchlistで作成される一覧は、以下のすべての条件が成立するファイルと、
すでにpatchXXXX.tar.gzに保存されているファイルの和集合になります。
・RAM DISK上のファイルである。
・無視すべきディレクトリ(/tmpやmozillaのキャッシャなど。用途に応じてよく追
加・
削除する)上のファイルではない。
・更新日時が、システム起動時の最後に更新されるファイルの更新日時より新しい。
・更新日時が、最後にmakepatchした時刻より新しい。
なお、私は、用途ごとにtarファイルを分けるという方法をとりましたが、用途ごと
に
patch手続きを分けるという考え方もあるかもしれません。
以上
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