宮脇です。
> >それと、/ramdiskだと、起動するたびに毎回apt-getする必要がありますよね。
> >その実行時間はどのくらいになりますか。
>
> 時間を計ってみました。
・・・
> 合計15分を少し越した程度でした。
> debファイルをファイルサーバやストレージに保存しておけば1分程度には
> なりそうですね。
大変参考になりました。ありがとうございます。
１分は厳しいかもしれないけれど、それに近いところまでくれば、十分に実用に
なりそうですね。
> 5年後にPC本体が雑貨レベルの値段になることを考え、エントリーマシンは
> 内蔵HDDは搭載しなくなるという進化の方向もあるかと思っています。
PDAがパソコン並みに進化するのか、パソコンが低価格化してPDAを駆逐する
のか、いずれにしても境界がなくなってくるという考え方ですね。
> その想定が大ハズレだったとしても、組織で使用するPCは内蔵HDDを使わず
> にファイルサーバや外付けストレージを使うというのは有効な管理方法と
> なるはずです。したがって内蔵HDDを使わない方法を模索していこうと
> 思っています。
私も、PCのHDDレス化の流れには興味があります。
昔、どこかで読んだ未来予測を思い出しました。いずれＲＡＭの記憶容量が
HDDを超えるというものです。まだHDDの１プラッター容量が光メディア
（CD/DVD等）の容量を超えるとは予想できなかった時代の予測ですが、
HDDもCD/DVDもメカニカルな制御と平面記録という原理的な制約から
いずれ限界が来るというのです。
半導体は、超多層化が実現すればしばらくは青天井、HDDとは桁違いの大容量
が可能だというのです。微細化が進めば量子力学的な考察が必要になる、
記憶保持はエントロピーの法則に反するのでエネルギーが必要、記憶読み出し
には反応を伴うので破壊読出しになり再書き込みが必要、結局、使い勝手は
RAM、といった議論が印象的でした。
まだ、その段階までは達していませんが、HDDが次第にRAMに置き換わっていく、
その流れはもう始まっているのかもしれませんね。
> さて、そうなるとあくまでCD起動となるのですが、ここで継続的ホーム
> ディレクトリにmkwritableしたとすると、例えば今回試したPostgreSQLなんか
> でも作成したデータベースが保持できるので素晴らしいです。
しかし、これは一筋縄ではいかないことが分かったので、来週末に継続して
実験します。（私のＨＰ（http://plaza.rakuten.co.jp/miyawaki/）の日記に、
もう少し書いてあります。）
> でも起動するKnoppix-CDのバージョンが変更となった時の整合性が保持でき
> るかどうか?
>
> ほとんどは大丈夫だと思いますが、安心はできないと思います。その場合、
> タイムスタンプなどで整合性をチェックするスクリプトを作成すれば
> 不具合の検出ぐらいはできると思いますが、検出した後どうするか?
> apt-getの履歴を保持しておいて、不整合となったものはremoveするという
> 感じでしょうか。
>
> 私は継続的ホームディレクトリを使ってmkwritableするというアイデア
> をお聞きするまでは、USBメモリやファイルサーバなどにdebパッケージを
> 保管して起動の都度インストールするということを考えていました。
> こちらの方法ではPostgreSQLのデータベースなんかは保持できませんが、
> 整合性についてはdebパッケージをインストールする時に依存性が検出
> できるというメリットがあります。わざわざインストールする時間も、
> 上記のようにmkwritableの方に時間がかかるようですのでそんなに
> 深刻ではなさそうです。
そうですね。時代の流れは、そちらを向いているかもしれませんね。
私には、起動時に毎回インストールするという発想はありませんでした。
インストール後（といっても、私の場合はmake installでしたが）に設定を保存
しておき、起動時に、その設定を反映するという考え方はありましたが。
しかし、設定の反映でも、結構時間がかかるので、インストールオプションを
自動応答することができれば、処理時間は大差ないかもしれません。
大変、有益な考えをお聞かせいただき、ありがとうございました。
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