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knoppix

[knoppix:2777] KDE以外のWindowManagerを使いやすく (TWM,larswm, FluxBox)

Date: Wed, 21 Jan 2004 13:20:25 +0900
X-mailer: Sylpheed version 0.9.7 (GTK+ 1.2.10; i386-pc-linux-gnu)
柘植です。こんにちは。

以前 [knoppix: 2724]で、

> いずれのWMにしてもKDE以外は使いやすく整備されているとはいいがたい状態
>  だと思います。
>  
>  そこで提案ですが、とりあえず各WindowManagerのメニューをKDEのメニュー
>  に準じて作成しなおし、それをこのML上で流すっていうのはどうでしょう。
 
と書いたんですが、まず言い出しっぺからということで。
; でもまだIceWMやWindowMakerやXFceまではたどり着いてない(^^;

使ってみたのは次の3つだけです。それぞれにKNOPPIXメニューを追加する方法
について気がついたことを書いておきます。

  1. TWM
  2. larswm
  3. FluxBox

 1.TWM

メモリやスワップ領域の不足の関係でTWMが起動してしまうことはありがちなの
で、TWMのメニューにKNOPPIXメニューを追加しておくことには意味があると思い
ます。

私はこれまで知らなかったのですが、Knoppixには以前から
mkmenusfromkde-knoppixというパッケージが含まれていて、これに含まれている
mkmenusfromkdeというスクリプトを実行すれば、自動的にTWMメニューにKNOPPIX
メニューを追加(正確にはTWMメニューをKDEのメニューと同じ内容に)してくれる
ようです。

こりゃ便利だと思ったのですが、日本語版でこれを実行するとメニュー項目に
日本語が含まれているためかTWMメニューが機能しなくなります。

これを防ぐためにはmkmenusfromkdeを実行する前にあらかじめ
  export LANG=C
としておけばいいみたいです。

私は次のようにして試してみました。

  boot: knoppix desktop=twm

これで起動して

  $ LANG=C sudo mkmenusfromkde

を実行し、ルート画面のマウス左ボタンクリックで表示される
TWMメニューから[Exit]-[Restart]-[No, restart twm]をクリックすれば、
TWMメニューがKNOPPIXメニューなどを含んだものに変更されます。

おまけとしてタイトルバーやメニューの背景色も変えてくれます。

mkmenusfromkde-twmに何か問題があるのかメニュー項目の重複が数箇所みられる
ようですが、動作には特に問題はない様子です。

 2. larswm

このちょっと変わったWindowManagerを好んでお使いになっていらっしゃるかた
は、このMLには、あまり多くないと思いますが。気づいたことを少しだけ。

Knoppixでは、いくつかのWMからlarswmに移動できるようになっていますが、
そうやって移動した場合、/home/knoppixに/etc/skel/.larswmがコピーされない
ために何もできない状態になります。試してみる時にはあらかじめ.larswmrcを
コピーしておいた方がいいようです。

また、Knoppixには含まれていない9menuというパッケージをインストールしたう
えでメニューファイルを書いてやればマウスボタンでポップアップメニューを表
示することもできるようです。

しかしメニューの階層化の方法がわからなかった(そもそも無理?)し、
KNOPPIXメニューを必要とする人がこのWMを使うことはあるまいということで、
larswm用のKNOPPIXメニューをつくることはあきらめました。

 3. FluxBox

desktop=fluxboxで起動した直後には/home/knoppix/.fluxboxディレクトリ以下に
 init, keys, menu というファイルが存在しています(initはサイズ0の空ファイル)。
menuは名前の通りメニューファイルで、これを書き換えればメニューをカスタマ
イズできます。

FluxBoxのメニューは日本語の表示が大丈夫みたいなので、KDEメニュー(Kメニュー)
の中の[KNOPPIX]以下と同じ項目名でメニューを作成してみました。

KNOPPIXメニューの追加のほか、

 + メニューやツールバーの日本語フォントがつぶれて汚いので、StyleをCleanから
   Minimalに変更。またタブサイズも大きめに変更。
 + いくつかのアプリケーションについてはタブの自動グループ化を有効にする。
 + ワークスペースを2つに増やす。 

以上の変更を行なった設定ファイルを次のところに置きましたのでよかったら使って
みてください。

http://buxus.s31.xrea.com:8080/pukiwiki/pukiwiki.php?plugin=attach&openfile=fluxbox-knoppix-ja.tar.gz&refer=FluxBox
fluxbox-knoppix-ja.tar.gzには
init, menu.ascii, menu.euc, groupsの4ファイルが入ってます。

ダウンロード後、
 
  $ tar xfvz fluxbox-knoppix-ja.tar.gz -C ~/.fluxbox

として、デスクトップ上でマウス右クリックして表示されるFluxBoxメニューから
[Restart]をクリックすれば変更が反映されます。


ちなみに各WMの基本的な動作をみるのにはUMLKNOPPIXがたいへん役にたちました
。
; もうちょっと大きなウィンドウサイズで使ってみたいんだけど
; /opt/umlknoppix/bin/runuml -g 800x600 
; としてもウィンドウサイズが大きくならない…
-- 
Tsuge Akihide
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