タイ,ノンタブリ県の田村です。
On 2004.2.23, at 11:12 AM, Tsuge Akihide wrote:
たとえばタイ語を自習したい日本人が `THAINICHI EDITION'を使うと
紙メディアのテキスト類が一切手元にない状態でも、簡単な入門書程度の情報に
触れることができるようになれば、OS付きの語学学習ソフトができあがっちゃい
ますね。
言葉に限定せず、特定の異文化一般を理解するための道具としてKNOPPIXを仕立て
あげることができたらいいな、なんてことを空想してしまいました。
おっしゃる通りです。現時点ではタイ語学習用と言うよりは,日本語学習者を
対象にした教材をOS付きで配付することを目的にしています。今は昨年私ども
が公開した『職場の日本語』PDF版(http://briefcase.yahoo.co.jp/thainichi_thailand)
しかないのですが,MySQL/ProgreSQL, PHPを利用したウエッブアプリケーション
の形で,学習用教材の開発ができないかと,現在思案中です。こうしたものは
本来はオンラインで利用するのでしょうが,ネットインフラが極めて貧弱な当
地では,オンライン状態で学習できる人はごく限られています。ですから,
そうした教材もローカルで利用できるようにしなければならない。そうした時,
Apache, PHP, SQLなどを全て設定したOSごと配付することができれば,利用
者に余計な負担をかけずに済みます。もっとも、それが本当に技術的に可能か
どうかは、まだ確認していませんが。
そういう訳で,学習用コンテンツを収納するスペースをできるだけ広くCD上に
確保しておかなければなりません。「リマスタ時の奇怪現象」で皆様をお騒が
せしてしまいましたのも,そうした事情からです。
なお,上記学習用教材は,今のところWindowsからも参照できる領域,つまり
KNOPPIXダイレクトリーの外部に保存していますが,ここに収納するファイル
の名前にうっかりspaceを使ってしまいましたら,CDが起動しなくなりました。
どうもboot.imgが見つけられなくなるようです。KNOPPIXの外だから関係ない
だろうと思い込んでいたのが,大きな誤りでした。やはり、基本ルールを厳守
しなくてはなりません。私と同じようにこのスペースを活用なさろうとお考え
の皆様方,私のようなバカな失敗をなさらないよう,お気をつけください。
そう言えば,AISTダイレクトリーに収められているファイルもアルファベット
名で,起動時に張られるリンクだけに日本語名が付けられます。当初,ふと
「なぜ、こんな面倒なことをするのかな」と思ったのですが,ちゃんと理由が
あったのですね。今になって理解できました。
それから,タイ語化の件ですが,私が行ったことは基本的にはtruetypeフォント
のインストール,タイ語キーボードレイアウトの利用,OpenOffice.orgの設定
など、ごく限られたことでしかありませんが,実験的にknoppix-autoconfigに
th)を追加し,language=th, lang=th_TH.tis620, charset=TIS-620などと設定して
みました。boot: knoppix lang=thで起動すると,確かにファイル名にタイ語を
利用できるようになりました。しかし,saveconfigでエラーが出て,設定を
保存できませんでした。どんな内容のエラーだったか,今その記録を持って
いないのですが,TIS-620に関連するシステムフォントが足りないようでした。
おそらく次のような場所から,リソースを追加インストールしなければなら
ないのでは、と推測します:
http://linux.thai.net/pub/thailinux/software/
この件につきましては,事態が進展次第,またご報告いたします。
以上。
田村志緒理
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