濱田@福大です。
先程書いたことに捕捉です。
本来、gcj というコンパイラはネイティブなコードを吐き出せるように
作ってあるのですが、
/etc/alternatives/javac
/etc/alternatives/java
によって、Sun の javac や java と同じように使えるように
Debian では設定されています。
# KNOPPIX の原型は Debian というディストリビューションです。
例えば、HelloWorld.java というソースコードがあれば、
javac HelloWorld.java
で HelloWorld.class というクラスファイルが作成されて、
java HelloWorld で実行することができます。
gcj は GCC(GNU Compiler Collection) の一部として配布されています。
gcj-3.3 の段階では AWT(Abstract Window Toolkit)は、
ある程度サポートされていますが、
# 付属のサンプルぐらいはコンパイルできるようです。
Swing には対応していなかったのではないかと思います。
そういった理由から、HDD にインストールされた KNOPPIX に
Sun の Java 開発環境 j2sdk をインストールしたいときは、
http://java.sun.com/j2se/1.4.2/download.html
から j2sdk-1_4_2_07-linux-i586.bin を持って来て
そのままインストールしても良いのですが、
これを Debian package に変更してインストールするという方法も
色々と細かい設定をしてもらえるので便利です。
「参考 でびあんでじゃば」
http://tidus.ultimania.org/wiki/index.php?%A4%C7%A4%D3%A4%A2%A4%F3%A4%C7%A4%B8%A4%E3%A4%D0
まず、
すでに Sun から j2sdk-1_4_2_07-linux-i586.bin を
持ってきているものと仮定します。
1. /etc/apt/sources.lst を確認します。
例えば、下3行のようになっているか確認してください。
# Unstable
deb ftp://ftp.jp.debian.org/debian unstable main contrib
deb-src ftp://ftp.jp.debian.org/debian unstable main contrib
2. root で
apt-get update
を実行してデータベースを最新にします。
3. root で
apt-get install java-package
を実行してください。
これで、make-jpkg という package 作成ツールがインストールされます。
4. 一般ユーザで
fakeroot make-jpkg j2sdk-1_4_2_07-linux-i586.bin
を実行してください。
あとはこんな感じ答えていってください。
Is this correct [Y/n]: y
Full name [root]: SUZUKI Nobuo (で読み方はいいでしょうか?)
Email [root@ruby]: orihubon@xxxxxxxxx
ライセンスに目を通したら
Do you agree to the above license terms? [yes or no]
yes
しばらく待つと Debian Pakcage として、
sun-j2sdk1.4_1.4.2+07_i386.deb が作成されます。
5. root で
dpkg -i sun-j2sdk1.4_1.4.2+07_i386.deb
でインストール完了です。
6. 一般ユーザで
javac
もしくは
java -version
を実行して確認してください。
あと、統合開発環境についてですが、
最近は IBM の Eclipse を解説した本が多数でていますので、
そちらを使ってみてはどうでしょうか?
こちらも unstable ですが、root で
apt-get install eclipse-sdk
と入力すれば、必要なものは全てインストールできるはずです。
使い方についてはこの辺でしょうか?
http://www.atmarkit.co.jp/fjava/rensai3/eclipsejava01/eclipse01.html
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