後藤です.
#少々時間があきましたが.
> このメッセージが出ると言うことは、*.xmlファイルに
> <initrd path="minirtcl.gz" />
> が残っているんじゃないでしょうか。
> 上のメッセージは、coLinuxフォルダにあるminirtcl.gz の中のlinuxrc
> が、cloopファイルKNOPPIXを見つけられない時に出すものなので。
とのことで,KNOPPIX v3.7最新版ではcoLinuxも20041024へアップデート
していますので,この最新版環境で試してみました.
#ご指摘をもとに,今回はinitrd指定はminirtclではありません.
以下,設定と結果の概要です.
■XMLファイル(抜粋)
<block_device index="1" alias="hda3"
path="\Device\Harddisk0\Partition3" enabled="true" />
注釈)ハードディスクの3つめのパーティションにKNOPPIXを
インストールしています.デュアルブートも可です.
パーティションは環境に応じて変更してください.
<bootparams>root=/dev/hda3 lang=ja 3 vga=normal
noscsi nodhcp nopcmcia nousb noagp dma noapm xserver=Xnest
</bootparams>
注釈)aliasで指定したパーティションをroot指定します.
<initrd path="initrd.gz" />
注釈)colinuxインストーラについているinitrdを指定.
■ネット設定
・/dev/hda3にインストールしたKNOPPIXのIPアドレスと,
coLinuxを起動するWin環境のIPアドレスを別の値を設定します.
(同一ネット内の別ホストとして扱います)
・Winのネットプロパティにて,TAP I/FとNICをブリッジ接続します.
・coLinuxの起動バッチファイルにて,KNOPPIXへ割り当てたIPアドレス
に対してxhostで許可設定します.
■実行結果
・coLinuxをバッチファイルで起動すると,ハードディスク(/dev/hda3)
をマウントしてKNOPPIXが起動し,コンソールでのログインプロンプトが
現れます.XMLの設定ではGUIログインも可かもしれませんが未確認です.
・ここでログインし,xterm -display 192.168.0.1:0.0 のようにWin環境の
IPアドレスをdisplay指定するとCygwin/X上にxtermが現れます.
・coLinux環境(/dev/hda3上のKNOPPIX環境)でapacheを起動するように
しておくと,Win環境のブラウザからそのHPを見ることができますので,
ちょっとしたテストなどにも使えます.
■余談
・通常「デュアルブート」では,WinとLinuxなど複数のOSをインストールし,
「どちらか片方を選択して」起動していますが,この設定&方法では,
ハードディスク上のWinとKnoppixを「両方同時に」起動できます.
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