福祉機器関連の仕事をしています、馬渕と申します。
とは言っても、視覚障害関係は少しかじった程度で、本職は肢体不自由者向けの
機器を取り扱っています。その関連で、「意思伝達装置」の開発もぼちぼち行っ
ており、意思伝達ソフトを Knoppix に組み込んでみたりもしています。
akinori Nakamura さんは書きました:
> 欧米の言語に比べると、日本語はかなり不利だとは思いますが、Windowsでの実
> 績もありますし、能力のある方もおられるので、決して不可能ではないと思って
> います。音声エンジンは、やはりDTalker for Linuxあたりを使うしかないのかな。
さて、上述の意思伝達ソフトをGPLとするために、音声合成部もGPLのものを探し
ました。現時点で私が確認しています、Linux上で動作するGPLの日本語音声合成
モジュールは、Galatea Project の Galatea Talk のみです。
□擬人化エージェントツールキット Galatea Toolkit
http://hil.t.u-tokyo.ac.jp/~galatea/index-jp.html
音声の明瞭度は、ドキュメントトーカ等とも決して劣らない良い出来だと感じて
います。(ただし、視覚障害者用の音声出力と意思伝達用の「読み上げ」とは聞
く側の目的が異なるため、評価は異なるかもしれません。)
これを組み込むのは有効かもしれませんね。
# 以前に、確か「アスカ」という名だったかと記憶しているのですが、
# Linux上で稼動する視覚障害者用のシステムの取り扱いをメーカから
# 打診されたことがありました。私は「面白いな」と思っていたのですが、
# 残念ながらこの「アスカ」だかは立ち消えてしまったのか見聞き
# しなくなってしまいました。
# 今再び、Orcaに絡むのも面白いかもなと感じています。
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Hiroyuki Mabuchi
hiroyuki.mabuchi@xxxxxxxxx
http://www.comil.jp/
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