こんばんは。赤羽伸之といいます。
UNIX USER 2004年3月号
の「第1特集 フォント徹底解剖」
を見て、タイ語のフォント
http://www.swpark.or.th/Service/Download/download_Title.asp?type_id=27
をインストールしてみました。
1.KNOPPIX 3.3 日本語版 で、継続的ホームディレクトリを
ハードディスク(/mnt/hda5)に設定しています。
2.このサイトのフォントは、Thai National Font for Linux
と Thai National Font for PC の2種類ありますが、
for PC の方の Garuda というTrueTypeフォントを使いました。
(for Linuxの方は、afmファイルとinfファイルで、
多分Type1フォントなんだと思うのですが、設置方法がわからない
ので、使いませんでした。)
3.雑誌の記事では、Xft2フォントサブシステムでの設定と、
コアフォントサブシステムの両方が紹介されていたので、
順番に試してみました。
アプリケーションによって、どのフォントサブシステムを使うかが
異なるそうです。(MozillaはXft2の方です。)
3−1.
まず、Xft2の方。これは簡単で、
~/.fonts/ ディレクトリを作成して、ここにTrueTypeフォントを
コピーするだけでした。
その後Mozillaを起動して、タイ語のフォントにGarudaを指定するだけです。
KWriteでもフォントを指定したら、ビットマップフォントではなくて、
このGarudaフォントで表示できました。
3−2.
次に、コアフォントサブシステムの方。これは、ちょっとややこしいです。
先ず、/etc/X11/XF86Configファイルの編集。
自分はRoot Shellから emacs -nw で編集しました。
Filesセクションに
FontPath "~/.fonts"
を追加しました。
(これは、KNOPPIXメニューから設定の保存でfloppyに保存できます。)
次に、fonts.dirファイルの作成ですが、これは
ttmkfdir コマンドで簡単に作成できました。
(~/.fonts ディレクトリに移動して、ttmkfdir > fonts.dir )
ただ、これだけではまだ不十分でした。
xset +fp ~/.fonts
を実行する必要がありました。
(これは、別の本を読んで、知りました。
『Cygwin --Windowsで使えるUNIX環境--』川井義治・米田聡著 SOFTBANK発行)
# これは、自分が何か設定が不足しているのかもしれません。
ここまでで、OpenOffice.orgでGarudaフォントがやっと
使えるようになりました。
試したことは、以上です。
感想としては、やはり、田村さんがおっしゃるとおり、
タイ文字フォントは、ちょっと小さいです。
でも、ビットマップフォントだとMozillaでは
合成がされないので、TrueTypeフォントでちゃんと
合成されて表示できて、ほっとしました。
特殊な改行規則等がサポートされない件は、
実は自分はまだタイ語をちゃんと勉強していないので、
今はまだ、気にならないのでした...。
以上、報告を終ります。
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