尾山です。こんばんは
実現したいのはデスクトップの画面(Xの解像度)を 1024x480 に
対応したい。ということですよね?
フレームバッファを使ったターミナル画面を 1024x480 にして、
広く使いたい。ということではないと思って以下に書きます。
カーネルへのパッチは必要無いとおもいます。
カーネルへのパッチは、次の URL の一番上のような画面を
表示させる時に必要になるだけのハズです。
http://www.stack.nl/~marcelw/Vaio_Images.html
デスクトップ画面を広くとりたいというだけであれば、
私が以前、手持ちの CRT モニタ(Sony CDP G520) を自動認識に
対応させるために行なった手順のとおりで対応可能だと思われます。
#ちょっと時間が経っているので曖昧な点がありますが(汗
この手順ではカーネルにはパッチを当てませんが、ディスプレイの
情報を VESA BIOS を叩いて取得して、それを元に XFree86 の
設定ファイルを作成してくれるプログラムへパッチを当てる必要が
ありました。
XFree86 の設定ファイルを作成してくれるプログラムが、
1024x480 という特殊な解像度に対応していないのが原因なので
対応するパッチを作ればうまくいくようになるはずです。
具体的に行なう手順は次のようになるかな
1. ddcxinfo-knoppix のソースを取得
http://developer.linuxtag.net/knoppix/sources/
から最新の ddcxinfo-knoppix_0.6-5.tar.gz を取得
2. ソースを展開して、vesamode.c に希望の解像度対応の
VESA のモードラインを追加
http://www.vesa.org/public/CVT/CVTd6r1.xls
モードラインの計算にはこれが便利です
3. ddcxinfo-knoppix.c に HAS_XXXXxYYY とかそれっぽく定義
HAS_1024x480 とか適切にです
4. ddcxinfo-knoppix.c showmodes() の最後のあたりで
HAS_XXXXxYYY を絡めてそれらしく書く
既存のコードの真似をして追加すれば問題ないです
5. changelog をアップデートして、ddcxinfo-knoppix パッケージを
新しく作る
6. 作り直した ddcxinfo-knoppix をインストールしてKNOPPIXの
リマスタを行なう
7. 起動時にうまく希望の解像度を認識しない場合には、
KNOPPIX の起動オプションに screen="希望の解像度" を追加してみる
これでおそらく起動できるようになると思います。
ddcinfo-knoppix を改造せず、起動時に screen を指定しても、
XF86Config で 1024x480 向けのModeline 行の生成ができないので
うまく起動できないはずです。
参考までに、私が G520 で 1600x1200 と 2048x1536 の解像度に
対応させる時に作ったパッチは以下のものです。
http://www.minaminoshima.org/ddcxinfo-0.6.diff
と、ここまで書いて気がついたんですが HD インストール環境
だったのですね。それだとちょっと話が違ってくるので
このメールの内容は、こういうことすると自動認識で
うまくいくようにできるんだー。という程度で流しておいて下さい(汗
#せっかく情報を書いたので送らないともったいないかなとか...
#HD インストール環境では、/etc/rcS.d/S00knoppix-autoconfig は
#起動時に動かないんですよね?
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