M.Kamataki です。
ちょっとしたネタですが、ご興味があればお試しください。OpenOffice.org
の国際的な開発プロジェクトでPostgreSQL用のネイティブドライバが公開され
ています。JDBCですとJAVA環境が必要だったり、ODBCだとLinuxでは設定が面
倒だったりしますが、ネイティブドライバは500KB弱のバイナリをホームディ
レクトリにインストールするだけですみます。KNOPPIX 3.6のようにDebianパッ
ケージなOpenOffice.orgでも、ちゃんと機能します。
まず、PostgreSQL接続用ネイティブドライバの情報源
postgresql-sdbc-driver
http://dba.openoffice.org/drivers/postgresql/index.html
これは、UNO経由でPostgreSQLと接続するドライバです。下記のように登録で
きれば、「デートソースの管理」ダイアログから利用できるようになります。
続いて、ドライバのOpenOffice.orgへの登録手順
1. OpenOffice.orgをクイック起動も含め終了
2. postgresql-sdbc-$(VERSION).zipをOpenOffice1.1.x/user/uno_packages
フォルダへコピー(ネットワークインストールの場合は、管理者権限で
OpenOffice1.1.x/share/uno_packagesへ)
3. OpenOffice1.1.x/program内のpkgchkを実行する(ネットワークインストー
ルの場合は、管理者権限で'pkgchk --shared')
4. OpenOffice.orgの「データソースの管理」ダイアログボックスの「デー
タベースの種類」欄で「postgresql」の登録を確認
OpenOffice.orgでPostgreSQLサーバーへの接続設定
1. 「データソースの管理」ダイアログボックスで「新しいデータソース」
をクリック
2. 名前は任意の名称に、データベースの種類は「postgresql」、データソー
スURLは「sdbc:postgresql:hostaddr=192.168.1.XX dbname=XXXX」を指
定
3. 左から2番目のタブ(名称不明バグ?)を開き、ユーザー名に「YYYY」、
文字コードセットに「日本語(EUC-JP)を指定し、「適用」ボタンをクリッ
ク
4. テーブルタブを開き、エラーが表示されなければSDBCドライバでの接続
は成功
5. 「新しいテーブル作成」ボタンをクリックし、「テーブルデザイン」で
フィールドを編集
6. 保存時は、スキーマに「public」を選び保存(XXXXではエラーになる)
※XXXX、YYYYは、それぞれ設定したデータベース名、ユーザー名です。
ちなみにわたしは、PostgreSQLサーバーには、雑誌「Software Design」2004
年1月号の付録だったKNOPPIX 3.2を、クライアントにKNOPPIX 3.6を使いまし
た。サーバーはデフォルトから、LAN接続できるよう設定の修正もしました。
すっかり、設定はKNOPPIXにお任せという身体になってしまっているので、実
は下記のようなPostgreSQLとOpenOffice.orgが収録されたKNOPPIXでも試して
みたのですが、PostgreSQLのセキュリティ設定をうまく変更できず、OOoから
のローカル、リモートの接続ができないでいます。こちらは猛者募集。:-p
LiveOIO日本語版
http://www12.tok2.com/home2/sachs/#liveoio
※BitTorrentで35時間くらいかかります。OOoはオプションで「ユーザーイン
ターフェースにシステムフォントを使用」をチェックしないとメニューが表
示されません。オリジナルをダウンした方がいいかも。
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