Vitruvian Penguin
knoppix

[knoppix:0596] Re: 動作報告

Date: Sun, 22 Dec 2002 00:00:54 +0900
X-mailer: Sylpheed version 0.7.4 (GTK+ 1.2.10; i386-debian-linux-gnu)
柘植です。qさんこんばんは。

> Linuxのインストール自体の経験もほとんどなくてなか
> なかうまく起動しませんでした.こちらのMLで起動オプ
> ションでknoppix singleというオプションを使用する方法
> が紹介されていたのを見て試したみましたらうまくXの起
> 動までたどり着きました.

おめでとうございます:-)
Linuxに触れ始めて最初のころはXが立ち上がるとそれだけでうれしかったのを思
い出しました。でもひとことだけ。

'knoppix single'とか'knoppix 1'というのは「シングルユーザーモード」で起
動するためのオプションなんです。で、普通は使いません。何かトラブルが生じ
た時とか、システム全体にかかわる変更を加えたりする時とかに使います。

詳しくはgoogleしてもらうとして、'knoppix single'で起動、コンソール画面の
プロンプトが出てからstartxという起動のしかたをすると、KDEのデスクトップ
の外観を含めて、普通に起動した時とはいろいろな違いがあると思います。

たとえば、KDEが起動する時のスプラッシュ画像の下の方に小さな字でメーッセ
ージが出ると思いますが、普通は日本語表示されるんですが、英語ではありませ
んか?

また起動したKDEのデスクトップ背景画像は黒っぽい絵にKnoppixのロゴが入って
いるんですが、qさんの方ではブルーのグラデーションになってませんか?

それから、画面下方のパネルにモニタの絵に重ねて貝(シェル)が描いてあるア
イコンを押すとKonsoleが立ち上がるんですが、プロンプトが

sh-2.05a#

こんなふうになってませんか。
普通は、

knoppix@ttyp0[knoppix]$

こんな感じです。
そして、このコンソール上でシフトキーを押しながらスペースキーを押すとカー
ソル位置に[あ]という表示が出て、日本語入力ができるようになるのですが、
qさんの場合はカーソルが右にひとつ動くだけではありませんか?

またなにより大きな違いは、

sh-2.05a# whoami
root

knoppix@ttyp0[knoppix]$ whoami
knoppix

となっていることです。

まあほかにもいろいろ違いがあるのですが、それはそれとして、KDE上でこのよ
うな違いが出てくるのはコンソール画面上でstartxと打ち込んだためです。

起動オプションなしでXが起動しなかったのにstartxではXが起動した、という謎
はひとまず置いといて、最初の'knoppix single'の代わりに'knoppix 2'として
みてください。これでマルチユーザーモード(これが普通の状態です)で起動し
ます。そうして、コンソール画面のプロンプトが表示されたら

# /etc/init.d/xsession start

と入力してみて下さい。
今までとは違うデスクトップ画面が表示されるはずです。

ずっと使いやすくなると思いますよ。

-- 
Tsuge Akihide
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