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[knoppix:3536] 誰でも使えるKNOPPIX謹製インターネットFAXサーバーの案

Date: Thu, 8 Jul 2004 12:14:05 +0900
X-mailer: Microsoft Outlook Express 6.00.2800.1409
船木です。
みなさまこんにちは。

返信ありがとうございました。
メール到着順に、
ご質問頂きました内容について申し上げます。

横内さまから戴いた質問:
Q.P2Pでの送受信を想定しているわけですね。
中継サーバは挟まないということですね。

A.はい、P2Pを想定しています。
中継サーバーが故障すると、みんなが通信できなくなるからです。
P2Pは現在各方面に於いて流行っている技術なので、
通信ノウハウの蓄積が充分にあるかもしれません。

Q.ある程度の枚数になったら、
受信時にハードディスクが必要になるんじゃ
ないかと思うのはよこうちだけでしょうか?
A.ハードディスクは最終的に必要だと思いますが、
万が一パスワード等が漏れてクラックされると怖いので、
市販の電話回線用のFAXと同じで、印刷されたら完了という方法でも
よさそうです。沢山メモリーを搭載していればRAMディスクも使えそうですし、
CFカードメモリも、キーホルダーのような
USBストレージという選択肢もあると思います。
必要が無くなったデータを選択して削除したりすれば、何とかなりそうです。

Q.あくまで送受信するのはPDFファイルとすれば、ウィルス云々の話は
ひとまず考えなくても良いと思うのですが。
#PDFに仕込みをという話もなくはないですけどね。
A.PDFだけだとあまり機能的ではないので、MP3のaudioファイル付きだったら、
メロディー電報のようにも使えるかもしれません。
デジカメの写真を圧縮ファイルにして添付することも出来そうです。
Microsoftのwordやexcelのファイルだと、修正履歴が残っていたりして
海外の企業のように失敗するかもしれません。
なので、セキュリティ的にもPDFが相応しいと思いました。
もし、PDFの中の文字列を修正したい時は、AdobeのAcrobatを買えば可能だと思います。
一番このシステムを使うマシンがWindowsパソコンだった時は、ウイルス対策の一つとして
Linuxサーバー用のウイルス対策ソフトもあります。マクロウイルスが動かないかもしれない
OpenOfficeも在りますが、利用者を想定すると直接操作するPCはWindowsマシンの方が多いので
かならず何らかのウイルス対策の方法がひつようだと思います。
このウイルス対策は、Windowsマシン側で対応できればそれで完了です。
最近購入しやすい価格帯になったNASも、中身がLinuxだったりして同じです。
すいません、途中から話が脱線してしまいました。
受信拒否は、悪戯電話を拒否して、信頼できる人とのみやり取りできるようになります。
このアイデアは、携帯電話の機能に近いです。

現在のメールとWebの通信は、普通は暗号化していないので
ネットワークモニタを使えば盗聴行為みたいなことも出来るし、
スパムメールに対してもメール自体の規格の問題のためか
差出人を詐称するウイルスメールもあります。
そんな感じで最近では色々と不具合が起こっています。
そこで、これまでの連絡手段のNTT回線のモノクロのFAXと
SMTPとPOP3の組み合わせのような電子メール以外に
新たなコミュニケーションの手段がほしいです。
NTT有線電話がインターネット電話に進化したなら
モノクロFAXもインターネットカラーFAXになってもいいと思います。

Q.データの送受信制御部分は、新たにソフトウェアを作るという
 お考えですか?
既存のものを組み合わせて対応するというのは難しいと思います。
A.国産で、この核となるプログラムが出来たら凄いですよね。
ひょっとすると、付加機能の違いで沢山商品化できると思います。
IPPのプロトコルは、あくまで一例です。
プロトコルについてはよくわからないのですが、
SCPをインターネットFAX用にカスタマイズしちゃうといいかもしれません。
Sambaは、あくまでKNOPPIX謹製インターネットFAXサーバーと他のOSのマシンとの
情報共有手段の一つです。
このシステムは、送り手も受けてもKNOPPIX謹製インターネットFAXサーバーを
使って相互に通信を行います。

旧型パソコンでアプライアンスサーバーとして動かせば、
CRTもマウスもキーボードも不要ですし、
Webブラウザ経由で操作しますので、X-Windowはなくても大丈夫です。
ただ、通信状態をモニタ画面で監視したいという時は必須です。
でも、自分の部屋のPCでWebブラウザで見ればそれでいいかもしれません。
電源切断は、PC本体の電源ボタンにシャットダウンプロセスが走るように作るか
Webブラウザ経由で切断も出来ます。遠隔で起動する時は、Wake On LANと
マザーボードの起動タイマーがあります。
仰る通り、機能のスリム化は必須です。
必要の無い機能はセキュリティホールになるので、
使う必要の無いアプリケーションを省いて、
メインのプログラムをCD-ROMの中に納めます。
私にはこのようなシステムを組む実力がないので、
私個人では、とても製品化できません。

abiroid1982@xxxxxxxxxxxさまから戴いた質問:
Q.船井様、それはpdfファイルをメールで送れば済みそうな気がするのですが、
いかあがなものでしょうか?
A.今の電子メールシステムは規格が古くて安定していますが、
迷惑メールやウイルスが勝手に送信するメールの状態では、今の時代から遅れています。

現時点では、文字情報のコミュニケーション手段として
電話のFAXと電子メールとチャットソフトがありますが、
そろそろ新しいInformation Communicationのツールがあってもいいと思います。
旧型のパソコンを、遅いという理由だけで捨てたりするのはもったいないです。
負荷がかからないソフトウェアを走らせて使うのであれば、まだ現役で使えそうです。

私の考えはこんな感じです。よろしくお願いします。

--船木康博
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