以下、あまり詳しいわけではないので、話半分に聞いてください。
#「CD-ROMの読み出し速度」の議論は、奥が深いものがありまして・・
ishino@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx wrote:
> A)のPCを利用した場合
> なし あり 短縮率
> 1)1:40 / 1:34 5.5%
> 2)1:38 / 1:36 1.8%
> 3)1:41 / 1:49 -7.9% *
> このような結果になりました。上記のようにA)のPCを利用した場合の3)でブ
> ランクファイルを格納した方が起動に時間を要するという結果となりました。
> この原因を皆様にご教授いただきたいと考えております。
> よろしくお願いいたします。
使ったCDROMドライブに依存しないでしょうか?
まず、元々のCD-ROMは、外周も内周も読み出し速度は同じ(150kB/sec)です。
線速度一定 cf: http://pc1.moo.jp/kiso/hikari3.htm
CD-ROM, 従って CDRのディスクのレイアウトはこれを前提にできています。
ですが、線速度一定のまま高速化するのは大変なので、角速度を一定にするよう
にしているそうです。この結果、外周部が速く読み出されることになります。
しかしながら、角速度を本当に一定にすると、今度は内周部と外周部でデータ
転送速度が違いすぎます。
なにしろ、元々線速度一定で読むことを前提にデータが配置されていますから。
そこで「CAVだけど回転速度を数段階に切り替えたり、CAVとCLVを切り替え
たりしている機種が多い。」となります。
( http://www.pc-view.net/Help/manual/0991.html より引用しました)
だから、内周を読んだ直後に外周を読んだりすると回転数を切り替えます。
回転数を切り替えながら読むのは結構たいへんですから、時間がかかります。
実際、CD-ROMと他の記憶装置を比べると、読み書きの転送速度は速くても、
ヘッドの移動を伴うアクセスタイムは遅くなっています。
#最新のドライブでは改善しているかもしれませんが・・
つまり、CD-ROMを高速に使うコツは、XX倍速という転送速度に拘っては駄目で、
遅いアクセスタイムと上手く付き合うこと = ヘッドを動かさない事に
ありそうです。
ところで、ISO9660形式では、ディレクトリ情報は 最内周(から)に書かれる
のだと思いましたが・・・ #ちょっと自信ない。
そうすると、ブート中に、ディレクトリを読み込んでファイルを読むたびに
回転速度が変化して、(恐らくスペック以上に)アクセスタイムが劣化する
ことになるのではないでしょうか。
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