Vitruvian Penguin
knoppix

[knoppix:4301] Re: 書籍、講演会資料

Date: Fri, 05 Nov 2004 13:24:42 +0900
User-agent: Mozilla Thunderbird 0.8 (Macintosh/20040913)
天野です。


>  
>
>>分子動力学シミュレーションは通信と計算負荷のバランスを考える時、
>>通信がボトルネックになるような印象が強いです。ですので、Myrinetなどの
>>結合や最低でも1000Baseくらいないとすぐさちります。私が普段使っている
>>クラスタシステム(http://www.cbrc.jp/cbrc/intro/cluster/NECphoto.ja.html)では
>>100残基程度のタンパク質の計算を行うのはせいぜい64CPUどまりです。
>>#個人的には、16CPU単位で異なる条件でシミュレーションしたいです。
>>    
>>
>
>そうですね,巨大な系を分割して CPU に割り当てると粒子の位置のやり取り
>に時間を取られてしまうみたいですね.構造/活性中心の部分を程よい大きさ
>で切り取ってそれををそのまま1ノードに割り当て,沢山のマシンで全空間サ
>ンプリングやってエネルギーの低いものを探して構造を予測...みたいなイ
>メージで考えていました.
>  
>
クラスタに関しては、いかに通信のボトルネックをなくすか
が鍵になってくると思います。
NUMAなどの技術に期待がかかります。

>といっても,切り取ってしまうと溶媒とか周囲の影響はどうするのという話し
>になってしまいますから,最初から扱う系を程よい大きさのものにするのが良
>いのかななんて思っています.でも,興味のあるのはやっぱり大きな系だった
>り.
>
>  
>
>>タンパク質ーリガンドドッキングシミュレーションに関しては、クラスタは
>>とても向いていそうです。CPU単位でタンパク質と結合しそうなリガンドの
>>スクリーニングをして理論上結合しそうなリガンドライブラリの作成とか。
>>    
>>
そうですね、探索は効率的に行えます。

>
>CD-ROM の中に Merck Index 入れといて,KNOPPIX が立ち上がったらどっかか
>らターゲット蛋白のデータを取りに行って,構造活性相関の高い分子を自動的
>に探していくみたいなものは出来そうですね.
>
>サウンドカードやビデオカードが認識できなくても全く問題無し,むしろ在る
>と邪魔かも,なんて knoppix の話しに戻してみました.(笑
>
>Folding@Home みたいに時間発展をうまく CPU に分割?できれば,MD でも何と
>かなるのでしょうか.
>  
>
Folding@Homeはプロジェクトごとだったと思います。
MDに限らずダイナミクスを解くのに、クラスタはきついような気がします。
FEMをクラスタでやったら、かえって遅くなった、とかありました。
#ちゃんとやればもう少しましなのでしょうが...

># 数年前の知識ですので変な事書いているかもしれません.
>
>以上です.
>  
>
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