[knoppix:0543] Re: KNOPPIXでのかな入力

石岡＠中央農研・資材利用研です。

ちょっとはずしているかもしれませんが、knoppix-autoconfig について少し。

> 実際のハードの検知は、hwsetup がやっています。たとえば、konsole で、

の hwsetup ですが、RedHat 系のシステムでハードウエアの自動認識をしてい
る kudzu のライブラリを使っています。FDD が無いと誤認識している原因は
恐らく kudzu にあると思います。RedHat 系のシステムを LL300/1 にインス
トールしている人が居れば、何かしら情報があるかもしれません（少し調べた
のですが、見つかりませんでした）。

で、誤認識の結果何が行われているかというと、/dev/ の下のデバイスファイ
ルが消されたり、モジュールが取り除かれたりするようです。ただし、Debian 
の kudzu にはいろいろ手が入っているようだし、hwsetup で kudzu のどの部
分の機能が生かされているかはしっかり追っていないので、違っているかもし
れません。

で、dmesg に出ているってことは、

> なるほど...
> knoppix-autoconfigがなかったらFDDは認識されているかも知れない、
> ということですよね。

というのは正しいように思えます。$ ls -l /dev/fd? とした場合どのように
出力されるでしょうか。ここで /dev/fd0 とかが無かった場合は hwsetup が
消しているのだと思います。その場合、mknod で /dev/fd0 を作れば使えるか
もしれません。あった場合は‥‥‥ちょっとわからないです。すみません。

# だからといって kudzu を責めないでね。kudzu が無かったら、ハードウエ
# アの自動認識なんて出来なかっただろうし。

で、hwsetup が /dev/fd0 を消している場合の対応策ですが、
knoppix-autoconfig とか見ながら考えていたんですが、結局は再構築が必要
になるような感じがします。

> knoppix-autoconfig がない Knoppix は Knoppix ではないでしょう。という
> わけで、今開発が進んでいる日本語 HD installer では、HD インストール後
> も、起動時に knoppix-autoconfig が実行されるという罠が待っています。:-)

フロッピーから設定を読み込むのは、knoppix-autoconfig の中では hwsetup 
よりも後です。ということは、FDD に設定を保存出来た場合も次の起動では読
み込めないってことになります。順番を入れ替えた場合にうまく行くかどうか
は、気合い入れて knoppix-auoconfig を読んでいないのでわかりません。読
み込むためには FDD をマウントしないといけないし、そのための automount 
関連のエントリー作りや fstabの書き直しも hwsetup の後で行われるので、
単純に順番を入れ替えるだけではダメなように思えます。それに加え、入れ替
えたものを CD-R に焼く必要があります。

もう一つの解決策として、hwsetup でフロッピーの認識をしないようにしてし
まうって方法があります。これは、/usr/include/kudzu/device.h の 
deviceClass から class FLOPPY を削除した後に hwsetup をコンパイルして、
既存の hwsetup と入れ替えれば良いように思えます（hwsetup のソースは本
家のどっかからダウンロードできます）。それで、うまく認識されたマシンか
ら /etc/sysconfig/floppy をコピーして readonly で置いた状態で CD のイ
メージを作ればうまく行くんじゃないかと思います（もちろん確認していませ
ん）。

と、まあ、あまり明るい話が書けなくてすみません（でも、私の書いたことが
間違っているかもしれません）。やっぱ、一番の問題はハードウエアの特殊性
だと思います。で、本題（かな入力）に戻ると、やっぱ自分用にカスタマイズ
したのを作ってしまうのが一番のような気がします。

# FAT32 をリサイズできるツールも入っていましたよね。KIX だと 700MB で
# 入りますよ、と悪魔の囁き‥‥‥

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石岡   厳  <ISHIOKA Gen>   e-mail: gen@xxxxxxxxxxx

独立行政法人 農業技術研究機構 中央農業総合研究センター
土壌肥料部 資材利用研究室
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