こんばんは。宮脇です。
最近のいくつかの投稿に反論したいことがあるのですが、せっかく投稿して
いただいた人の気持ちを考えると、躊躇するところがあり、投稿できないで
いました。
でも、やはり、投稿させていただくことにします。元記事を投稿された方、気を
害さないでくださいね。
wrote in [knoppix:2663]
> ・リマスタ以外にrc*.dの内容を保存する手段がないのでシェルコマンドで
> デーモンの起動を行う必要がある。(表現が正確でないがデーモンの起動が
> 面倒だということ)
私は、CDブートやFAT32ブートでも、毎回、Apache、PHP、samba、ftpを自動起動
させて使っています。
たしか、saveconfig(KNOPPIXの設定を保存)でも、「その他システム設定(printer
etc.)」をチェックすることで、/etc/inittabや/etc/rc.d/*の内容は保存されたはず
です。saveconfigで保存できないのは、/etc配下では、
/etc/init.d/knoppix-autoconfigだけではないでしょうか。
わたしは、最初、/etc/inittabも保存できないと思っていたのですが、ちゃんと、
knoppix.shの中で対処していて、うまくいったはずです。
#saveconfigは昨年2〜5月頃に何回か使ったことがあるだけなので、うろ覚えで
#申し訳ありません。
ただ、saveconfigは以下の点で私には使いづらく感じたので、最近は使っていませ
ん。
(1)sambaの設定など、CDROM中の設定を更新した場合などでは、knoppix.shに、
手操作でmkwritableを追加する必要がある。
#mkwritableについては[knoppix: 2141]を参照してください。
(2)/varや/usrの配下のファイルを更新しても自動的には保存されない。
(3)以下のような処理をしているため、保存した設定は事実上同じマシンでしか
読み込むことが出来ない。
・CDROMと比較して相違点を全て保存する。(ブート時の自動認識結果等
保存される)
・デバイス自動認識の後で読み込み処理を行うため、自動認識結果を保存時の
マシンの設定で上書きしてしまう。
・全てを1つのファイルに保存するため、たとえば、サウンド機能の有無で読み
込む設定を変えるようなことが簡単には出来ない。
その代わりに、私は、Live Linuxで提供されていた設定保存のための簡単な
シェル手続きを拡張してずっと使い続けています。
Live Linux ⇒ Live Linux2 ⇒ KNOPPIX と移植と拡張を繰り返すうちに、最初は
数行の単純なシェル手続きだったものが、複雑で分かりにくいものに化けてしま
いましたが、そのシェル手続きは私のサイトKNOPPIX実験室でも「設定を保存
する機能について」と題して公開しています。
#説明下手で分かりにくいページですが・・・(すみません)
このシェル手続き、使うには、Linuxコマンドや、テキストエディタでのシステム
設定などに、ある程度慣れている必要がありますが、使えれば重宝していただ
けるのではないでしょうか。
そこで、もう一度解説にトライしてみました。まだ、あまり分かり易くなっていませ
んが、何とか読んで意を汲んでいただけると幸いです。
http://plaza.rakuten.co.jp/miyawaki/diaryold/20040110/
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wrote in [knoppix:2867]
> KNOPPIX3.3をベースにLAMP(Linux/Apache/MySQL/PHP)がすぐに
> 使える環境にできるように再構築してみました。
> といっても、ApacheとMySQLが起動時に自動的に立ち上げるのと
> phpMyAdminを使えるようにした程度の変更なのですが。
この程度だと、MySQLはともかく、他は、設定の保存だけで対応できます。
わたしは、上で紹介した設定保存機能をつかって、Apache、PHP、samba、ftp
の設定を保存し、ブート時に自動起動して使っています。
MySQLでも、小規模なものなら設定として保存しておくことも出来ると思います。
Live Linux2を使っていた頃、PostegreSQLで遊んだことがありました。
データベースサイズは数MB。わずか5MBのルートFS(圧縮ext2のRAMディスク)に
構築したおもちゃのデータベースです。使い物にはなりませんが、勉強にはなり
ました。このデータベース、gzipで圧縮すると数百KBだったので普通の設定の
1つとしてフロッピーディスクに保存し、ブート時に他の設定と一緒に展開して
自動起動していました。
MySQLもこれと同じだとすると、データベースのサイズにもよりますが、RAMディスク
に入りきる数十MB程度以下のデータベースなら、やはり、設定の1つとして保存
しておくことが出来るのではないでしょうか。
また、KNOPPIXには、継続的ホームディレクトリという便利なものがあるので、
そこにデータベースを保存しておくことも出来そうです。
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CDブートやFAT32ブートのまま、システムをどんどんカスタマイズしてしまう
ユーザが増えることを願って、この記事を投稿させていただきます。
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