こんばんは、宮脇です。
主題から外れますが、ちょっと気になったもので、一言。
> > # mount -t vfat -o loop=/dev/loop0 /mnt/hda1/knoppix.img tmp
> > この結果mountはできず、次のようなメッセージが表示されました。
> > 「間違ったファイルシステムタイプ。不正なオプション。/dev/loop0の
> > スーパーブロックが不正、或いはファイルシステムのマウントが多すぎます。」
>
> loop のあとの =/dev/loop0 という指定が余計だからではないでしょうか。
別に、指定すること自体には問題は無いと思います。ただ、ループデバイスの
空きを自前で管理しなければならなくなるので、複数のループバックマウントを
使い分けようとすると煩雑になります。省略すれば、mountコマンドが勝手に
空きのループデバイスを探して使ってくれるので簡単だというだけだと思います。
失敗原因は-t vfatでしょう。knoppix.imgはext2ファイルシステムで作られるから
です。でも、-t ext2も試して同じだったということなので、ext2が壊れているの
だと思います。
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以下は、ext2の破壊に関する予防策と個人的な意見です。
ext2が壊れる原因で最も多いのはシステムのハングアップです。
ハングアップしてCtrl+Alt+BackSpaceもCtrl+Alt+Delも効かなくなってしまった
とき、どうしていますか。ここで、いきなり電源を切ると、たいてい、ext2ファイル
システムは壊れています。Windowsだと、しばらくアイドル状態が続いていた
ときなら、いきなり電源を切っても、めったに壊れることはありませんが、
ext2はアイドル状態の長さとは無関係で、たいてい壊れます。
#KNOPPIXはxfsも使えるのだし、継続的ホームディレクトリをxfsにしたら
#壊れにくくなるかも知れませんね。そのうち、KNOPPIX実験室の
#mkpersistenthomeにxfsオプションでも入れてみようかな。
このような場合は、以下の3つのキーを順に押してみましょう。
(1)Alt+SysReq+S
Syncです。バッファ上で更新されているデータをHDDに書き込みます。
(2)Alt+SysReq+U
Umountです。更新モードをファイルシステムをリードオンリモードにリマウント
することを試みます。必ずしも成功するとは限らないようですが。
(3)Alt+SysReq+B
Rebootです。Ctrl+Alt+Delとは異なり、一切の後処理をせずに、いきなり、
リブートされるようです。たぶん、リセットボタンと大差ありません。
かならず、上の2つを押してからにしてください。
KDE実行中だと、Alt+SysReq+SやAlt+SysReq+Uを押しても反応がありま
せんが、Alt+SysReq+Bでリブートされれば効いています。
これが効いていれば、ext2が壊れることは無いようです。
#でも、何回かに一回は、これも効かないことがあるようです。
もっとも、壊れるといっても、程度の差がいろいろあって、軽度の壊れ方
だと、普通にマウントできて使えてしまうこともあります。そのまま、気づか
ずに使い続けると、破壊が拡大していって、マウントできないような破壊に
進む確率が高くなるような気がします。
Alt+SysReq+Bが効かずに電源を切ったときは、毎回、e2fsckするのが
お勧めです。
knoppix-autoconfigで継続的ホームディレクトリをマウントするときは、
無条件にe2fsckしてからマウントしてくれると便利ですね。
どうせ、clean状態(壊れていない状態)では、2行のメッセージを表示する
だけで瞬時に終わるので気にならないし、cleanでない場合は、e2fsckして
くれたほうが安心できるのですから。
#KNOPPIX実験室のminiroot.gzに組み込んだknoppix-autoconfigは、
#近日、そのように修正することにします。
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