森山です。
On Tue, 21 Feb 2006 11:55:30 +0900 (JST)
Kuniyasu Suzaki <k.suzaki@xxxxxxxxxx> wrote:
> 下記のHPにある glibc の入れ換えが該当するのかな。
> http://www.atmarkit.co.jp/flinux/special/samba3b/samba02.html
> 参考
> http://www.miraclelinux.com/technet/samba30/iconv_issues.html
> http://www.miraclelinux.com/english/technet/samba30/iconv_issues.html
glibc は、2.3.3 以降で、上記の問題は修正されています。
CP932 が MS 互換ではない問があって、それを修正して CP932 と相互変換が
可能な EUC-JP-MS を追加しただけなので、今回の問題を直接解決できるわけ
ではありません。
glibc で Shift_JIS、EUC-JP をそれぞれ CP932、EUC-JP-MS の変換に変更し
たいのであれば、/usr/lib/gconv/gconv-modules を修正して iconvconfig コ
マンドを実行すると良いです。(Fedora Core 3 で確認)
この方法で、scim-atnhy で 「〜」を U+FF5E FULLWIDTH TILDE で入力できる
ようになる事を確認しています。(Anthy が EUC-JP で動いていて、iconv(3)
により Unicode に変換しているから、gconv-modules の修正だけで良かった
と言えます。)
# ja_JP.UTF-8 な環境では、FULLWIDTH TILDE vs WAVE DASH 問題は、必ず出
# てくる問題と予想していたので、1つの解決方法として上記のような方法を
# 試していました。
参考)
http://sourceforge.jp/frs/index.php?group_id=173&release_id=1614
→ glibc-2.2.5-11.5-cp932-2-gconv-modules-force-cp932-20040206.diff
ただ、Shift_JIS、EUC-JP だけ変換を変更すると、今度は 「〜」などが
ISO-2022-JP との間で変換できなくなるので、次のパッチをあてて ISO-2022-JP-MS
を追加し、なおかつ gconv-modules の修正、iconvconfig コマンドの実行に
より、Shift_JIS, EUC-JP, ISO-2022-JP の 3 種類の変換をまとめて変更した
方がいいでしょう。
http://www2d.biglobe.ne.jp/~msyk/cgi-bin/charcode/bbs.cgi?c=gr&n=341
KDE(Qt) アプリは、環境変数 UNICODEMAP_JP に cp932 を設定すると「〜」を
U+FF5E とする事が出来ます。
iconv(3) や Qt の文字コード変換を使わずに、ソフトウェア独自に文字コー
ド変換ルーチンを持っているようなものは、個別に対応していく必要がありま
す。
‖森山 将之 (MORIYAMA Masayuki)
‖e-mail: msyk@xxxxxxxxxxxxxxxxx
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